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ゆとり教育の見直し

金曜日, 12月 11th, 2009

高校の学習指導要領が昨年12月に改定されて1年が経とうとしています。学習指導要領は、学校での授業時間や学習内容を定めた教育基準で、この基準をもとに教科書がつくられ、授業が行われ、大学入試にも影響するものです。ほぼ10年に一度、見直されますが1999年の改定では「ゆとり教育」が目指されました。

昨年の改定ではこの「ゆとり教育からの脱却」が基本方針となりました。この背景には、日本人の子供達の学力低下の原因が「ゆとり教育」にあるのではないかという批判があったからです。

そこで昨年の学習指導要領改定では、学習内容を増やす方向に方針転換されました。この「脱ゆとり」の方針が特に目立つのは英語と理科・数学です。英語では、「読み」「書き」偏重からの脱却を目指し、「聞く」「話す」能力を高める方針が示されました。覚える単語数の目安も、中学と合わせて高校卒業までに計3000語を学ぶことを目標とし、中国や韓国の子供たちが学んでいるレベルに合わせる形となりました。

理科と数学では、難しい内容まで踏み込んで教えないように制限してきた「歯止め規定」をなくし、教師や学校の判断で高度な授業ができるように改められました。改定案では、授業の進め方は生徒の理解度に応じて教師が判断すればいいとしており、教師の力量が問われることになります。

こうした改定の全面実施は2013年度からですが、理科と数学は2012年度から実施される予定です。